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セブン&アイ、カナダ企業の買収提案を拒否し独自の成長戦略を模索中

概要

セブン&アイ・ホールディングスは、カナダのコンビニエンスストア運営会社からの買収提案を拒否し、自力で企業価値を向上させる方針を固めた。

情報筋によると、同社は社長の井阪隆一氏の辞任を最終調整中で、新たな経営陣の下での施策を実施する予定だ。

後任には、同社の独立した社外取締役であるスティーブン・ヘイズ・ダカス氏が検討されており、彼が就任すれば同社初の外国人社長となる。

セブン&アイは、カナダの大手コンビニ運営会社アルメンテーション・クーシュタードからの買収提案を受けており、創業家は経営陣による自社株買い(MBO)を検討したが、財務上の理由から断念した。

独立した社外取締役で構成された特別委員会は、提案を受け入れるべきか、企業価値を高めて独立経営を維持すべきかを議論した結果、独立経営を維持する方針を決定した。

これは、提案された買収が米国の独占禁止法に抵触する懸念があるためとされている。

企業価値を向上させるためには経営陣の交代が必要との声もあり、ダカス氏は特別委員会のリーダーとして提案の扱いについて議論を主導してきた。

セブン&アイは、ダカス氏を後任に迎えることで社内外からの理解を得ることを期待している。

ポイント

  1. セブン&アイ・ホールディングスはカナダ企業の買収提案を拒否する方針。
  2. 社長の交代を進め、新たな経営陣で企業価値向上を目指す。
  3. ダクス氏が初の外国人社長に就任する可能性が高まっている。

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