日本の生産者物価が4年連続で上昇、米価格高騰と人件費増加が影響

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概要

日本の生産者物価指数は2024年度に前年比3.3％上昇し、4年連続の増加となりました。
これは米価の急騰や、原材料・人件費の上昇を反映した企業の価格引き上げが主な要因です。
日銀の暫定報告によると、2020年を100とする指数は123.9で、3年連続で過去最高を記録しました。

農林水産物価格は19.7％上昇し、卸売り米価や人件費の増加が影響しました。
非鉄金属価格はアルミニウムや銅の高騰で14.4％上昇、飲食料品も2.4％増加しました。
電気・ガス・水道料金は政府補助金の縮小で3.6％上昇しました。

一方、中国の景気減速と供給過多により鉄鋼価格は0.7％下落しました。
また、米トランプ政権の高関税導入前には銅需要が急増したと報告されています。
日銀は関税措置が市場動向を通じて実体経済に間接的な影響を与える可能性を注視しています。

3月単月では指数が前年同月比4.2％上昇し、126.0と49ヶ月連続で上昇、7ヶ月連続の最高値を更新しました。
調査515品目中387品目で価格が上昇し、106品目で下落しました。
農林水産物は40.1％の大幅上昇、石油・石炭製品もガソリン補助金削減で8.6％上昇しています。