経済

日米金利差拡大で円150円台突入、日銀は利上げに慎重姿勢

概要

円は木曜日に一時、米ドルに対して150円台に弱含み、4月初旬以来の最安値となりました。この動きは、日本銀行(BOJ)の利上げ期待が後退したことに起因しています。

米連邦準備制度理事会(FRB)と日本銀行が最近の政策会合で金利を据え置いたことにより、円はすでに売り圧力にさらされていました。特に日米金利差が広がるとの見方が強まりました。

さらに、BOJの植田和男総裁が木曜日の会見で、早期の利上げの兆しを示さなかったことが円安を後押ししました。市場関係者は、米国との関税合意が日本の金融政策に与える影響にも注目していました。

BOJは、経済の不確実性を背景に短期金利を0.5%で据え置きましたが、2025年度のインフレ予測を2.7%に引き上げました。前回、円が150円に弱含んだのは、米国が報復関税を発表した4月初旬のことです。

木曜日のニューヨークでは、ドルは150.03-13円で取引され、東京では149.38-40円で取引されました。

ポイント

  1. 円は日本銀行の金利引き上げの早期実施に関する期待が薄れ、150円台に一時的に下落した。
  2. 日米の金利差が依然として広がる中、日銀が金利を据え置くと予想され、円売り圧力が続いた。
  3. 日銀は短期金利を0.5%に維持し、インフレ予測を2.2%から2.7%に引き上げた。

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