2025年前半の貿易黒字拡大と日本の経常収支好調

概要

2025年上半期の日本の経常収支は、前年同期比9.1％増の14.60兆円となり、小幅な貿易赤字と海外投資からの所得増加に支えられた。貿易赤字は前年より28.9％減の1.76兆円に縮小し、輸出は前年比2.3％増の51.86兆円、主に半導体製造装置や自動車の輸出拡大によるものである。一方、輸入は0.9％増の53.62兆円で、医薬品や通信機器の輸入拡大が寄与している。米国の関税引き上げなどの影響は限定的で、輸出は増加基調を維持した。主要な所得項目である一次所得は3.3％増の20.77兆円と記録的な水準に達し、海外子会社からの配当増加が牽引した。サービス収支は30.9％改善し、旅行収支は過去最高の3.61兆円超となるなど、観光客の増加が大きく貢献した。2023年上半期には約2152万人の外国人旅行者が訪れ、前年同期比21.0％増となった。これにより、訪日外貨収入が増加した結果、旅行収支の黒字が拡大し、6月単月でも1.35兆円の経常収支黒字を記録した。

ポイント

1. 2025年前半の日本の経常収支は9.1%増の14.60兆円で、二番目に高い水準を記録。
2. 貿易黒字は28.9%増で過去最高、輸出は自動車や半導体設備の増加により拡大。
3. 旅行収支が大幅に改善し、外国人訪問者増加とともにサービス収支の黒字化が進行。

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Japan's current account surplus grows 9% in 1st half of 2025 - Japan Today

https://japantoday.com/category/business/update1-japan%27s-current-account-surplus-grows-9-in-1st-half-of-2025

Japan's current account surplus in the first half of 2025 rose 9.1 percent from a year earlier to 14.60 trillion yen, lifted by a smaller trade deficit and higher returns on foreign investments, government data showed Friday. In the January-June period, the surplus in the current account balance, one of…

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