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人間のファッションブランド「Human Made」、IPOで約178億円調達、成長性と収益性に注目

概要

日本のストリートウェアブランド「Human Made」は、創設者であり有名デザイナーのNigo(本名:長尾智明)が手掛けるファッションラインで、初公開株(IPO)の価格を提示価格の上限で設定した。

同社は1株3,130円で株式を販売し、既存株主であるNigoやPharrell Williamsによる株式売却も含めて、約178億円(1億1,500万ドル)の資金を調達した。また、国内外の新店舗開設とeコマースへの投資を目的に新株を発行した。

この取引は初日から注文が10倍を超えるオーバーサブスクライブとなり、同社の評価額は717億円となった。MY.Alpha Management HK AdvisorsやAsset Management Oneなどの国際的な投資家も参加した。

Aequitas Researchのアナリスト、Hong Jie Seow氏によれば、Human Madeの評価額は、収益成長と利益率の高さからその価値が裏付けられる可能性があるという。同社は国内外のアジア市場で成功を収めている。

Nigoは現在、LVMH傘下のファッションブランド「Kenzo」のトップデザイナーも務めており、この上場は、アニメやゲームなど日本のポップカルチャーの再評価と、訪日観光の増加が影響している。また、円安が需要を押し上げている。

株式は11月27日に東京証券取引所で取引を開始する予定で、IPOの引受業者は野村ホールディングスとみずほフィナンシャルグループである。

ポイント

  1. 日本のストリートウェアブランドHuman Madeは、IPOで約178億円を調達し、株価は3130円に設定。
  2. 既存株主にはNigoやPharrell Williamsが含まれ、売上増加と高収益が評価される。
  3. 日本文化の再興や円安効果が背景にあり、株式は11月27日から東京証券取引所で取引開始予定。

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