メルツ独首相、2035年の内燃機関車販売禁止延期をEUに要請

概要

ドイツのメルツ首相は、EUに対して2035年までの内燃エンジン車販売禁止の期限を緩和するよう求める書簡を送る予定です。この書簡は、ドイツの自動車産業とEUの環境政策を巡る対立を深めるものです。メルツは、ハイブリッド車の生産が2035年以降も可能であるべきだと主張し、特にプラグインハイブリッドや高効率な内燃エンジンを補助的に使用する電動車を支持しています。

また、メルツはドイツ政府が自国製部品を多く使用する電動車やハイブリッド車の購入者に最大5,000ユーロの補助金を提供する方針を発表しました。これに対し、スウェーデンのボルボやポールスターは、2035年の期限を緩和することに反対しています。

EUは、これらの議論を踏まえて柔軟性を持たせる方針を示しており、2023年12月10日に具体的な発表を予定しています。

ポイント

1. ドイツ首相のメルツ氏は、EUに2035年の内燃機関車販売禁止の延期を要請する意向を示した。
2. メルツ氏はハイブリッド車や効率的な内燃機関を搭載した電動車の生産継続を求めている。
3. ドイツ自動車業界はEV投資と中国の競争に直面しており、政府は補助金を提供して業界支援を強化する。

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