経済

政府、非常時用の備蓄米15万トンを入札開始 米価安定の期待高まる

概要

政府は、価格高騰を抑えるために、150,000トンの備蓄米の入札を開始した。

この米は、緊急用に確保されていたもので、41種類の米が対象となる。

入札に成功した業者は、遅くとも3月末にはスーパーマーケットなどで販売される見込みだ。

農林水産省は、これまで自然災害時のみ備蓄米を放出していたが、米価の高騰を受けて方針を見直した。

今回の放出は、米市場の安定を図るための初めての試みである。

入札には、年間5,000トン以上の玄米を購入する業者が参加可能で、89社が入札資格を持つ。

入札者は、希望する米の種類や価格を提出し、最高価格を提示した者から選ばれる。

150,000トンの内訳は、2024年産が100,000トン、2023年産が50,000トンである。

入札結果は水曜日頃に発表される予定で、政府はさらに60,000トンの放出も計画している。

また、米の買い戻しについては、成功した入札者との協議を通じて柔軟に対応する方針だ。

東京23区のコシヒカリの価格は、2月に過去最高の4,363円に達し、10ヶ月連続で上昇している。

ポイント

  1. 政府は非常時用の備蓄米15万トンの入札を開始し、価格抑制を目指す。
  2. 初めての備蓄米放出で、米市場の安定化が期待されている。
  3. 入札結果は水曜日に発表予定で、さらなる放出も検討中。

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