2024年3月の日本の米価格、8ヶ月ぶりに月間下落も前年からは68%上昇

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概要

2024年の日本の米の平均価格は、卸売業者向けに3月に販売されたもので、8か月ぶりに月次で下落した。
60キロの未脱穀米の平均価格は、前月比2％の¥25,876となり、前年同期比では68％上昇している。
この下落は、3月に放出された政府備蓄米の売却が影響していると考えられる。
この価格は、農協などマーケットの卸売業者と米の買い手間の取引の平均値であり、2月まで価格は競争の激化によって上昇していた。
3月に売却された政府備蓄米の平均価格は¥24,194で、全体平均より¥1,682低かった。
農水省は、3月17日から2週間にわたる調査で、政府備蓄米の流通段階別の取引価格を公表した。
調査によると、買い手は約4,071トンの備蓄米を受領したが、そのうち小売店に届いたのはわずか426トン、全販売140,000トンの0.3％に過ぎなかった。
「最初の入札の米はようやく動き始めた段階」と農水省の関係者は述べ、今後の流通が本格化すると見られている。
米の小売価格は平均¥36,843となった。
備蓄米を受け取ったのは137の小売業者で、多くは関東や関西の大消費地の企業とみられるが、地域偏在の詳細は明らかにされていない。