経済

米雇用市場に減速感、求人・離職・採用がそろって鈍化

概要

アメリカの雇用市場は冷え込んでおり、6月の求人件数は740万件に減少しました。これは5月の770万件から減少し、予測通りの結果となっています。

労働省の報告によると、6月の解雇数はほぼ変わらず、一方で自発的退職者数は12月以来の低水準に落ち込みました。採用数も5月より減少しました。

経済学者ダニエル・ジャオ氏は、採用率や退職率が依然として低迷していると指摘し、現在の状況は「厳しくもなく、素晴らしくもなく、平凡だ」と述べています。

アメリカの雇用市場の鈍化は、2022年および2023年の連邦準備制度による金利引き上げや、トランプ前大統領の貿易戦争が影響しています。

7月の失業率は4.2%に上昇する見込みで、企業や政府機関の雇用増加は予想より減少すると予測されています。

今年に入ってから、雇用は月平均13万件に減少しており、コロナ後の回復期の2021年から2023年の月平均40万件から大きく減少しています。

ポイント

  1. 6月の米国の求人件数は740万件で、前月より減少し予想通りの数字。
  2. 離職率は低下し、求人活動も減少しており、雇用市場は減速傾向。
  3. 経済全体の雇用創出ペースは減速しており、今年の月平均は13万人に留まる。

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