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日鉄、米国製鉄買収で予想外の400億円赤字に転落、株式分割も発表

概要

日本の大手製鉄企業、日鉄は、米国製鉄企業U.S. Steelの買収に関連するコストの影響で、2025年度の業績予想を200億円の利益から400億円の損失に修正しました。

日鉄は6月に、米政府の承認を18ヶ月かけて取得し、14.9億ドル(約2兆円)の買収を完了。買収後の損失には、50%出資していたAM/NS Calvertの株式をアーセロールミッタルに譲渡した際の2315億円の損失が含まれます。

6月30日までの3ヶ月間で、日鉄は1958.3億円の損失を計上しました。これはアナリストの予想を大きく上回るもので、前年同期には1575.6億円の利益が報告されていました。

さらに、日鉄は10月1日から株式分割を実施することを決定しました。

一方、格付け会社S&Pは、日鉄の信用格付けを「BBB+」から「BBB」に引き下げ、今後の見通しを「ネガティブ」としました。

ポイント

  1. 通期予想を2000億円の黒字から400億円の赤字に下方修正
  2. 米国製鉄買収関連で2315億円の一時損失を計上
  3. 10月1日付で1株を5株に分割する株式分割を実施予定

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