元銀行員トム・ヘイズ、元雇用主UBSに対し4億ドルを求め提訴

概要

トム・ヘイズ氏は、リボ金利操作スキャンダルに関して初めて投獄された銀行家であり、元勤務先であるUBSに対して4億ドル（約300億円）の損害賠償を求めて訴訟を起こしました。ヘイズ氏は、UBSが米国当局に誤った情報を提供し、スキャンダルの背後に自分を「悪の首謀者」として仕立て上げ、幹部を守り、罰金を最小限に抑えようとしたと主張しています。ヘイズ氏は、2006年から2010年にかけてリボ金利の操作に関与したとして、11年の刑期のうち5年半を服役しましたが、無罪を主張しています。訴訟は、UK最高裁が7月にヘイズ氏の有罪判決を覆した後に起こされたもので、元々の裁判が不正確で不公平であったことが理由です。ヘイズ氏は、UBSの調査が根本的に誤っており、自分をスケープゴートにしたと非難し、その結果、人生が破壊されたと述べています。UBSはコメントを控えています。

ポイント

1. トム・ヘイズ氏は、リボ金利操作事件で有罪判決を受けた後、元勤務先UBSに対し4億ドルの賠償を求めて訴訟を起こした。
2. ヘイズ氏は、UBSが彼を「悪の首謀者」として誤って告発し、経営陣の保護と罰金軽減を図ったと主張している。
3. ヘイズ氏は、UBSが不当な調査を行い、彼をスケープゴートにしたと訴え、銀行の行為に対する責任を問うことを目的としている。

詳しい記事の内容はこちらから

参照元について