日本の食品輸出が過去最高、米国向けホタテ・抹茶が急伸

概要

日本の農林水産物や食品の輸出は、2023年上半期に前年同期比15.5%増の8097億円（約54.8億ドル）に達しました。特にアメリカ向けの輸出は、4月に発表された「相互関税」にも関わらず、過去最高の1410億円（22.0%増）となりました。アメリカは日本からの輸出先として最大で、全体の18.6%を占めました。

台湾や韓国向けの輸出も過去最高を記録しました。これは、日本食への認知度向上や日本を訪れる観光客の増加が背景にあります。輸出品目の中で、ホタテ、緑茶、ブリなど19品目が過去最高を達成し、特にホタテは109億円増の350億円に達しました。

農林水産省は、2025年の輸出目標2兆円を設定しており、下半期には47%以上の増加が必要です。また、中国への水産物輸出再開を加速する方針です。

ポイント

1. 日本の農林水産物と食品の輸出は前年比15.5%増加し、8097億円に達した。
2. アメリカ向け輸出が22.0%増加し、記録的な水準に達したが、トランプ大統領の関税が一部企業の懸念要因となった。
3. 台湾と韓国向け輸出も記録的な水準に達し、日本料理の認知度向上と日本食レストランの増加が背景にある。

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