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GPIF増員へ資産拡大に伴う人員強化は求められる

概要

日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、世界最大級の退職基金の一つでありながら、その職員数は非常に少ない状態で、資産規模の拡大に伴い増員が検討されている。
2024年6月末現在、GPIFは約26兆円(1.8兆ドル)の資産を運用しているが、職員は187人にとどまり、ノルウェーの政府年金基金グローバル(676人)やカナダやカリフォルニアの大規模基金と比較して大変少ない。
これまで職員数が少ない背景には、設立当初の2006年に多くの投資を外部に委託し、国内債券中心の運用方針をとってきた歴史がある。
しかし、世界的に年金基金がより高いリターンを求めてリスクの高い投資へシフトする動きの中、GPIFも国内外の株式の比率を高め、プライベート・エクイティなどの代替資産にも投資を進めている。
今後は規模の拡大に伴い、より適切な運用とリスク管理を行うために人員の増強が必要とされている。

ポイント

  1. GPIFは資産規模が巨大だが、従業員数は非常に少なく187名に過ぎない。
  2. 設立初期は国内債券への投資集中で人員も抑えられていた。
  3. 今は株式や代替資産への投資を拡大し、スタッフ増員を検討中。

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