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大阪ガス革新技術で水と二酸化炭素からエ-methane大量生産へ

概要

大阪ガスは、水と二酸化炭素からメタンを合成する技術「SOECメタン合成」の実験施設を完成させたことを発表した。

この技術は既存の方法よりも効率的に都市ガスの主要成分であるメタンを合成できるものであり、電力消費量を抑えながら製造コストの削減が見込まれる。

SOECメタン合成は、再生可能エネルギー由来の電力を利用し、高温で水と二酸化炭素を電気分解して水素を生成し、その水素と二酸化炭素からメタンを合成する仕組みだ。

合成過程で発生する熱は再利用され、エネルギー損失の低減につながる。従来の方法とは異なり、外部から水素を調達する必要もない。

この技術により、電力をクリーンな再生エネルギーから供給しつつ、e-methane(合成メタン)の生産拡大に意欲的だ。

実験施設は、大阪市の此花区にあり、東芝の電気分解装置と大阪ガスのメタン合成装置を組み合わせている。

生産量は一般家庭200世帯分に相当し、同社社長の藤原正孝は、「SOECメタン合成の導入でe-methaneの普及と拡大を加速させたい」と述べている。

この取り組みは、カーボンニュートラルや持続可能なエネルギーの利用促進に向けた重要な一歩といえる。

ポイント

  1. 大阪ガスは、CO₂と水から効率良くメタンを合成するSOECメタネーション技術の実験施設を完成。
  2. この技術は再生エネルギー由来の電力を使用し、エネルギー効率とコスト削減を実現できる。
  3. 実験施設は200家庭分に相当するメタンを生産可能で、普及促進に意欲を示している。

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