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ニコックアセットマネジメントがAmovaに名称変更、グローバル展開加速へ

概要

ニッコーアセットマネジメントは、1959年設立以来初めて「ニッコー」の名称を外し、「アモバ・アセットマネジメント」へと社名を変更した。これは、グローバル展開を意識した大胆なブランド刷新の一環である。新名称は、資産運用、移動、新しさ(ラテン語の「nova」)を組み合わせた造語であり、同社は13か国地域で事業を展開し、資産総額は2603億ドルとなっている。東京拠点のCEO、スティファニー・ドリューズ氏は、市場に対し「65年前の会社ではない」とメッセージを伝え、既存資源を活用した有機的成長と、新たな戦略的提携による無機的成長を追求していると述べた。日本の金融業界は、バブル崩壊後の約15年で大規模な統合を経験し、主要銀行は生き残りをかけて合併を進め、不要な負債処理を行った。こうした合併の多くは関係性を曖昧にし、企業名も旧来のアイデンティティを反映しないケースが多い。例えば、みずほフィナンシャルグループは複数の企業を統合し、どの社名にも「みずほ」は含まれていない。三井住友信託銀行の社名は日本語で「三井住友」から始まり、これは金融グループ名の逆順となっている。

ポイント

  1. Nikko Asset Managementは「Amova Asset Management」へ改名し、グローバル展開を強化する意志を示す。
  2. 新名称は「asset management」「move」「nova」の融合で、13国・地域で資産2600億ドルを管理。
  3. 経営陣は旧来のイメージから脱却し、積極的な国内外戦略と協力関係拡大を目指す。

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