最低賃金が過去最大の引き上げも、政府目標達成への課題と中小企業の苦悩浮き彫り

概要

2025年度から全国平均最低賃金は前年度比6.3％増の時給1,121円へ引き上げられ、過去最高額となった。
物価高騰による家計への圧力を背景に、石破茂首相はインフレを上回る賃上げ政策を推進している。
しかし、目標の「2020年代末までに時給1,500円」到達には、今後毎年7.3％の上昇が必要で、今回の伸びでは不足している。
都道府県別では東京が1,226円で最高、最も低いのは高知・宮崎・沖縄の1,023円だった。
最低賃金引き上げは、労働者の恩恵となる一方、タイトな労働市場や持続的な物価上昇を受けた企業、特に中小企業には負担ともなっている。
石破首相は、賃上げに取り組む中小企業支援を最大限行うと表明した。
最低賃金は毎年、政府の中央審議会が基準を示し、各都道府県の審議会が具体的額を決定、厚労省が全国平均を算出している。
新しい最低賃金は最速で10月から適用され、地域によって時期が異なる。

ポイント

1. 2025年度の全国平均最低賃金は1,121円となり、前年比66円上昇した。
2. 物価高への対策や人手不足で賃上げが進むが、政府目標の伸びには届いていない。
3. 最低賃金は都道府県ごとに異なり、10月以降順次新額が適用される予定。

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Japan's minimum hourly wage hits record ¥1,121 - Japan Today

https://japantoday.com/category/business/japan%27s-minimum-hourly-wage-hits-record-1-121-yen-amid-rising-prices

Japan's average minimum hourly pay has been raised by 66 yen to a record 1,121 yen for fiscal 2025 starting in April, up 6.3 percent from a year earlier, amid rising living costs, the labor ministry said Friday. The sharpest year-on-year increase comes as Prime Minister Shigeru Ishiba's government pushes…

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