経済

英国最長鉄道橋コルンバレー高架橋、完成もHS2高速鉄道の運行にはさらなる遅れと不透明感

概要

英国の新高速鉄道HS2向けに建設されたコルンバレー高架橋が完成した。
設計・建設には10年を要し、ロンドン北西部ハーリーフィールドからバッキンガムシャー州デナムまで、全長2.1マイル(約3.4km)を誇る。
これは旧最長記録のテイ橋(1887年完成・英国最長鉄道橋)を約137メートル上回り、英国最長鉄道橋となった。
高架橋は川、運河、道路、湖などを横断し、1,000枚以上の独特なデッキを使った複雑な構造が特徴で、技術的課題が南部路線の建設費高騰(推定1,000億ポンド)の一因となっている。
高速列車は最大時速200マイルで走行可能だが、建設担当者は「時の試練に耐える驚異的な技術」と評価する一方、追加コストと工期遅延への対応として、政府の見直し指示を受けたため、商業運行は早くとも2030年代半ば以降になる見通しである。

ポイント

  1. コルンバレー高架橋が英最長鉄道橋としてHS2線用に完成した。
  2. 橋の複雑さや工事費増大がHS2事業の予算超過を招いている。
  3. 商業運行は2030年代半ば以降に延期される見込みとなっている。

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