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外国人観光客に人気のアパートメントホテル、東京・大阪・京都で拡大中

概要

日本では、家庭的な環境を求める外国人観光客の増加に伴い、キッチンや家電を完備したアパートメントホテルが人気を集めており、建設・不動産業界に新たなビジネス機会を提供している。

このタイプの宿泊施設は、家族や親しい友人グループ向けで、レストランや共用施設がなく、長期滞在者向けにフロント業務やリネン交換の労力が少ない特徴を持つ。

アパートメントホテルは、小規模な土地にも建設可能で、老朽化した中小規模のオフィスビルの再建にも適しているとされている。

不動産会社のコスモスイニシアは、2018年に「ミマル」ブランドを立ち上げ、東京、大阪、京都の観光地で27の施設を運営している。

ミマルの施設は40平方メートル以上の広さを持ち、4~10人の宿泊が可能で、宿泊客の95%は外国人であり、平均4泊の滞在が多い。

宿泊料金は、コロナ前の3万~4万円から約5万5000円に上昇しており、需要に対して供給が追いついていない状況だ。

一方、日本製鉄コーワ不動産は、2024年に「&Here」ブランドで市場に参入し、東京新宿に3施設目を開業、今後浅草や福岡にも展開予定。大東建託も2027年に東京と福岡で同様のホテルの開業を計画している。

2024年の外国人観光客の平均滞在日数は5.9日だった。

ポイント

  1. 日本では、外国人観光客向けにキッチンや家電が完備されたアパートホテルが増加中。
  2. アパートホテルは、長期滞在者に適しており、レストランや共用施設がないため、運営が簡便。
  3. アパートホテルは、少ない土地での建設が可能で、老朽化したオフィスビルの再開発に利用されている。

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