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BP、利益減で事業売却を加速 原油回帰とAI活用でコスト削減へ

概要

BPは、最新の四半期決算で利益が減少したことを受け、事業の一部を売却する計画を加速する方針を発表しました。

同社は、9月までの3ヶ月間で22億ドル(17億ポンド)の基礎利益を計上しましたが、前四半期の24億ドルには及ばず、アナリスト予想の19.8億ドルを上回る結果となりました。

CEOのマレー・オーチンクロス氏は、再生可能エネルギー事業からの撤退と石油・ガス投資の増加を求められ、事業の売却をより迅速に進める意向を示しました。

BPは、2027年までに200億ドルの資産を売却する計画を掲げ、そのうち50億ドルを年内に売却または発表する見込みです。これに関連して、米国の風力発電事業やオランダの小売燃料施設、EV充電ステーションの売却が進んでいます。

さらに、同社は米国のシェール資産を15億ドルで売却する契約も結びましたが、キャストロール潤滑油部門の売却については未発表です。

BPはコスト削減の一環として、夏に大規模なコスト削減計画を発表し、1万件以上の雇用削減を予告しています。

ポイント

  1. BPは事業の一部売却を加速し、コスト削減と効率向上を目指すと発表。
  2. 2023年9月期の利益は22億ドルで、前年同期より減少もアナリスト予想を上回る。
  3. BPは2027年末までに200億ドルの資産売却を目指し、従業員削減やAI活用を進めている。

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