英国最大手銀行が転売チケット価格規制に反対、消費者保護と詐欺対策のジレンマ

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概要

イギリスの主要銀行は、コンサートチケットの転売価格に上限を設けることに反対していたと『The Telegraph』が報じた。

来年の国王の演説で発表される予定の政府の計画によると、利益目的でのチケット転売は違法となるが、UK Financeは価格上限を設けると転売業者が規制外の市場、特にソーシャルメディアに移行し、消費者が詐欺に巻き込まれるリスクが高まると主張している。

昨年導入された詐欺防止規則により、銀行は最大8万5000ポンドまでの被害額を補償しなければならない。文書はまた、オーストラリアやアイルランドでの価格上限が詐欺率を英国の4倍に引き上げたと指摘している。

コンサルティング会社We Fight Fraudの調査によれば、価格上限は英国経済に2億8000万ポンドの損失をもたらし、金融機関がその負担を負うことになるという。

労働党は、転売規制を強化し、ファンを「イベントの中心に戻す」ことを公約に掲げている。