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三井住友フィナンシャルグループ、生成AIに1兆円投資予定 営業活動の効率化を目指す

概要

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は、今後3年間で約1兆円を生成AIや情報技術(IT)分野に投資する計画を発表しました。これは国内の主要金融機関による最大級のIT投資の一つです。

SMFGはAIを活用して、事務作業の時間を大幅に削減し、その時間を営業活動に振り向けることを目指しています。2026年度から始まる3カ年経営計画に組み込み、生成AIに加えて、預金や貸付に関する取引システムの更新やサイバー攻撃対策にも投資を強化します。

2023年度から2025年度までのIT分野への総投資額は約8000億円に上る見込みです。生成AIを活用することで、融資提案書の作成にかかる時間を1日から1~2時間に短縮することを目指します。また、顧客対応などの業務をAIエージェントが自動化する予定です。

グループ傘下の三井住友銀行では、営業職のスタッフが顧客と接する時間は30%程度であり、AIを活用することでこの割合を50%以上に引き上げ、新規顧客の獲得や顧客満足度向上を狙います。

ポイント

  1. 住友三井フィナンシャルグループは、AIやIT技術に約1兆円を投資予定。
  2. 投資計画には、取引システム更新やサイバー攻撃対策も含まれる。
  3. AI活用で業務効率化し、営業活動に時間を再配分する狙い。

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