概要
テスラの株価が再び下落しており、エロン・マスクの電気自動車会社への信頼が揺らいでいます。
2025年3月9日、テスラの株は午後の取引で36.66ドル(14%)下落し、226.11ドルとなりました。
これは昨年10月以来の最低値で、投資家の悲観的な見方を反映しています。
多くのアナリストは、マスクのトランプ大統領への支持がテスラの株価と自動車販売の低迷の原因だと指摘しています。
マスクは2024年の選挙に向けてトランプのキャンペーンに2億7000万ドルを寄付し、トランプの勝利を祝いました。
その結果、テスラの株価は12月中旬に479ドルに達しましたが、その後40%も下落しました。
マスクはトランプ政権の政府効率化省の顔となり、大規模な公務員の解雇や政府支出の削減を約束しています。
この動きは、環境意識の高いリベラルな富裕層のテスラ購入者に好意的に受け入れられていないようです。
カリフォルニア州ではテスラの販売が減少し、昨年は初の年間販売減を記録しました。
中国ではテスラの販売が前年同月比でほぼ半減し、ヨーロッパでも1月に45%の減少が報告されています。
特にドイツとフランスでは60%の減少が見られ、フランスでは2月にさらに26%減少しました。
テスラのショールームでは抗議者によるデモが行われ、車両が破壊される事例も発生しています。
マスクはトランプ支持に加え、極右政党への支持や他国への批判も行っており、これが影響を与えていると考えられます。
さらに、マスクが率いるX社のソーシャルメディアプラットフォームがサイバー攻撃を受け、SpaceXのロケットも爆発するなど、他の事業も問題を抱えています。
ポイント
- テスラの株価が14%下落し、投資家の信頼が揺らいでいる。
- イーロン・マスクのトランプ支持がテスラの販売に悪影響を及ぼしている。
- テスラの販売は世界的に減少し、特に欧州と中国で顕著である。
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