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セブン&アイ新CEO、カナダ企業買収に慎重姿勢を示す

概要

セブン&アイ・ホールディングスの新CEO、スティーブン・ヘイズ・ダカス氏は、カナダのコンビニ大手クーシュタードによる買収提案に慎重な姿勢を示した。

彼は、独立した経営を維持し、コンビニ事業の改革を通じて企業価値を向上させる意向を表明した。

ダカス氏は、クーシュタードとの交渉に関与しており、特に米国の店舗に関する問題が焦点となった。

米国の独占禁止法当局は、約2000店舗の売却を求める可能性が高いと指摘し、クーシュタードの提案には明確な解決策がないと批判した。

また、日本国内の不採算店舗の閉鎖に対する懸念も示し、クーシュタードが過去に多くの店舗を閉鎖してきたことを挙げた。

セブン&アイは、株価の停滞を受けて、2030年度までに約2兆円の自社株買いを発表し、株主還元を強化する方針を示した。

ダカス氏は、顧客ニーズを迅速に理解し、店舗での調理食品と宅配サービスを組み合わせたシステムを積極的に開発する意向を示した。

米国事業はインフレによる消費の低迷で業績が悪化しており、店舗のリモデルや新鮮食品の改善に投資を加速する必要があると述べた。

ポイント

  1. 新CEOダクス氏は、カナダのCouche-Tardによる買収提案に慎重な姿勢を示した。
  2. 日本の不採算店舗閉鎖の懸念があり、フランチャイズとの関係維持を重視。
  3. 店舗のリフォームや新サービス開発を通じて、業績改善を目指す。

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