オクトパスエナジー、前払メーターの誤請求問題で150万ポンドの返金と賠償金支払い

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概要

英エネルギー規制当局Ofgemは、Octopus Energyに対し、プリペイドメーター顧客の請求書発行ミスに関し、150万ポンドの返金と補償を命じた。2016年から2023年10月にかけ、供給契約を解約・他社へ移行した3万4000人のプリペイド顧客へ6週間以内に最終請求書が発行されていなかった。Octopusは、影響を受けた顧客に125万ポンドの補償と、閉鎖時の残高23万1000ポンドの返金を約束。Ofgemによれば、1人平均43ポンドの支払額となる。Ofgem側は、特に経済的困難に直面しやすいプリペイド顧客へ速やかな最終請求と返金の必要性を強調し、業界全体でサービス向上を監督していくと述べた。これに対しOctopusは、「2年に渡る調査にも関わらず顧客からの苦情はなかった」と反論。顧客の引越し時に通知がないことや業界のシステム遅延など実務上の課題を指摘し、実際には最終請求と返金が可能なのは16％程度に過ぎないと主張している。また、価格上限より1顧客あたり約70ポンド安価に設定している点にも言及し、規則よりも料金負担軽減重視に転換するようOfgemに求めている。