英ガス備蓄縮小の懸念、英Centricaが冬前に在庫売却へ転換

概要

英Centricaは、北海のガス貯蔵施設「Rough」の損失が持続不可能だとして、冬前に再補充せず保管ガスを売却する方針を示した。
同施設は2025年前半に2600万ポンドの損失を出し、前年同期の5300万ポンドの利益から急落した。
卸売価格の下落と暖冬で収益も半減し、同社全体の利益は前年同期の10億ポンドから約5億ポンドに縮小した。
CEOオシェア氏は、競合のOctopus Energyが規制の財務健全性基準を満たしていないと批判し、英規制当局Ofgemの対応を「犯罪的」と非難。
一方、Octopus側はこれに反発し、Ofgemの規則に従っていると主張。両者はエネルギー価格制度改革でも対立している。
Centricaは政府支援を求めつつも、合意があれば冬向けのガス注入は可能としている。

ポイント

1. イギリスのガス企業Centricaは、冬に向けてガス在庫を減らす計画を発表。
2. Centricaは、ガス貯蔵施設の損失を減らすため、貯蔵ガスを売却する方針を示した。
3. CentricaのCEOは、競争相手Octopus Energyの規制違反に対し強い批判を行った。

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