日鉄、米国製鉄所に3億ドル投資　技術移転と競争力強化へ

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概要

日本の鉄鋼大手・新日鉄住金は、アメリカの鉄鋼メーカー・U.S. Steelに対し、約3億ドルを投資すると発表しました。この投資は、U.S. Steelに対する新日鉄住金の110億ドルの支援計画の一環です。

新日鉄住金は、インディアナ州のU.S. Steelガリー工場の熱延設備に約2億ドルを投じ、ペンシルベニア州のエドガー・トムソン工場には新しいスラグリサイクラーを設置するため、約1億ドルを費やす予定です。

また、新日鉄住金は今年後半にU.S. Steelの中長期的な再生計画を発表する予定です。

新日鉄住金の今井社長は、アメリカに先進技術を移転する計画が進展していることを報告しました。

さらに、アメリカのトランプ政権が、U.S. Steelのイリノイ州グラニット・シティ工場での生産停止決定を阻止するため、「ゴールデンシェア」権を行使したと報じられています。今井社長は、これはアメリカ製造業と雇用の保護を目的とした動きだと述べました。