羽田空港コンサル疑惑で日本空港ターミナル経営陣辞任、調査進行中

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概要

日本空港ビルデイングの横田信明社長と高代磯雄会長が、東京の羽田空港ターミナル運営会社を巡る汚職疑惑により辞任した。
この疑惑は、同社の子会社を通じてロビー活動を行ったとされる古賀誠元自民党幹事長の娘の企業への不正な利益供与に関するものだ。
同日、同社は両トップの辞任を正式に受け入れ、調査の進展を踏まえた新経営陣を間もなく発表する予定だ。
調査は同社の監査役会が進めており、特にマッサージチェア事業に関するコンサルタント会社への不透明な資金流入と税務問題に焦点を当てている。
調査によると、東京の大手企業ビッグウィングは、合計約1億円を5年間にわたりコンサル会社に支払い、実際の業務は別の会社に委託していたとされる。
一方、税務当局はコンサル会社を「スキーム企業」と断定し、不透明な資金流入を所得隠しとみなし約4,千万円の追徴課税を科した。
古賀氏関連企業は、ビッグウィングから受け取った報酬を申告せず、今後の調査結果次第で経営の信頼回復が求められる見通しだ。
横田社長は1974年に羽田空港ターミナル運営会社に入社し、2016年に社長に就任。
高代会長も1968年入社後、2005年に社長に、2016年に会長に就いた経歴を持つ。