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テスラ、イーロン・マスクの政治活動が影響し、売上13%減少

概要

テスラの2025年4月から6月の電気自動車販売台数は、前年同期比13%減の384,122台となりました。これは、イーロン・マスクCEOの政治的立場が消費者に影響を及ぼした可能性を示唆しています。特に、マスク氏が米国のドナルド・トランプ大統領やヨーロッパの極右政治家と親しい関係を築いたことが、ブランドの魅力に深刻な影響を与えたと考えられます。さらに、競合他社がテスラの弱点を突いて市場シェアを奪っており、テスラの四半期決算も期待外れとなる可能性があります。一方、モデル3とモデルYの販売台数は373,728台で、アナリストの予想を上回りました。マスク氏は、今年中に新しい手頃な価格のEVモデルを投入し、販売回復を目指すと述べています。しかし、マスク氏とトランプ大統領の関係が消費者の反発を招いており、テスラの株価は5%以上下落しました。テスラは現在、ロボットや自動運転技術、ロボタクシーの開発に注力していますが、これらの新技術の導入には課題も伴っています。特に、テキサス州オースティンでのロボタクシーのテスト運用中に、対向車線を走行する事例が報告され、連邦の自動車安全規制当局の注視を集めています。また、中国のBYDなどの競合他社がヨーロッパ市場でシェアを拡大しており、テスラの販売台数は5月に28%減少しました。マスク氏は、自身の政治活動が販売に影響を与えたことを認めつつ、主な要因は新型モデルYの発売を待つ顧客の様子見によるものだと説明しています。テスラは7月23日に第2四半期の決算を発表する予定であり、第一四半期の純利益は71%減少しています。

ポイント

  1. テスラの第2四半期の納車台数は前年比13.5%減の384,122台で、2四半期連続の減少となった。
  2. CEOイーロン・マスク氏の政治的立場への反発や競合他社の台頭が販売減少の要因とされる。
  3. 新型モデルYの刷新やロボタクシーサービスの導入など、回復策が進められている。

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