フランス在住の英国人移住者、無料医療サービス利用権を失う可能性

概要

フランス在住の英国人駐在者が、これまで利用できていた無料の公的医療制度から除外される可能性がある。
現在は就労していなくても、年収2万3000ユーロ超、民間医療保険、長期滞在ビザを持つ非EUの英国人が、渡仏3カ月後にカルテ・ヴィタルを取得でき、税金を払っていなくても公的医療を利用できる。
多くの移住者はビザ取得時に民間保険を提示し、その後カード取得を機に保険を解約する仕組みが「抜け穴」とされていた。
しかしフランス議会下院は先月、この制度を閉じる提案を可決し、財政赤字削減を狙う。
現在、同案は上院で審議されており、早ければ来年にも法制化する可能性がある。
新たに求められる負担金の額は、今後政府が決定する予定だ。

ポイント

1. フランスに住むイギリスの移住者は、無料医療アクセスを失う可能性がある。
2. 移住者は年収2万3000ユーロ以上、私的医療保険、長期滞在ビザで健康カードを取得可能。
3. フランス議会は、非EU市民に対する抜け穴を閉じる提案を可決し、来年にも新法が施行される可能性。

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