【衝撃】「プライム・イービル」デ・コック氏証言!アパルトヘイト警察が6000人リスト化、殺害指示か
アパルトヘイト事件のニュース概要
南アフリカの過去のアパルトヘイト体制下で起きた事件に関する調査が再開されています。
1985年に殺害された4人の活動家、いわゆる「クラドック・フォー」事件について、かつてのアパルトヘイト警察の指揮官であったユージン・デ・コック氏が証言しました。
デ・コック氏は「プライム・イービル」の異名を持ち、反アパルトヘイト活動家殺害に関与した人物として知られています。
彼はクラドック・フォー事件への関与を否定しましたが、当時、警察が約6,000人の反アパルトヘイト活動家の写真を「既知のテロリスト」として保有しており、逮捕が困難な場合には追跡・殺害すべきだとされていたことを証言しました。
クラドック・フォーは、そのリストには含まれていなかったとのことです。
デ・コック氏は、事件に関与した警察官から証拠隠滅の協力を依頼されたことも証言しています。
彼は、特殊な対反乱警察部隊の指揮官として活動し、1996年に殺人、誘拐などの罪で終身刑と懲役212年を宣告されましたが、2015年に仮釈放されました。
現在77歳のデ・コック氏は、事件が起きた都市の裁判所に出廷し、被害者家族に謝罪しました。
過去のアパルトヘイト時代に隠蔽された事件の真相解明を目指し、新たな調査が進められています。
この調査は、家族からの圧力により昨年開始されました。
事件に関与した6人の元警察官は、アパルトヘイト後の真実和解委員会で恩赦を得られず、特定されましたが、起訴されることなく全員が死亡しています。
南アフリカ当局は近年、ノーベル平和賞受賞者であるアルバート・ルツィリ氏の1967年の死や、弁護士グリフィス・ムシェンゲ氏の1981年の殺害、反アパルトヘイトの象徴的な人物スティーブ・ビコ氏の1977年の拘留中の死亡など、他のアパルトヘイト時代の残虐行為についても再調査を開始しています。
また、シリル・ラマポーザ大統領は昨年、自党が率いるポスト・アパルトヘイト政権が、アパルトヘイト時代の犯罪の捜査と起訴を意図的に妨害したかどうかを調査するための別の調査を命じました。
クラドック・フォー事件の注目ポイント
- 「プライム・イービル」と呼ばれたユージーン・デ・コック元警官が、1985年の活動家4人殺害事件で証言。
- 当時、警察は6000人もの反アパルトヘイト活動家の写真を「テロリスト」とみなし、逮捕困難なら殺害も検討。
- アパルトヘイト時代の犯罪を再調査する動きが活発化。ネルソン・マンデラ氏ら著名人の事件も捜査対象に。
真相解明と国家の分析・解説
南アフリカにおけるアパルトヘイト犯罪の再調査は、単なる過去の清算を超えた、国家アイデンティティ再構築の試みとして捉えるべきです。
「プライム・イービル」と称された元警官の証言は、体制側の組織的な犯罪を浮き彫りにし、真実和解委員会の限界を露呈させました。
注目すべきは、当局が過去の犯罪を意図的に隠蔽した可能性を調査している点です。これは、ポスト・アパルトヘイト政権の正当性に関わる問題であり、政治的リスクを伴います。
今後、同様の再調査が相次ぎ、隠蔽された真相が明らかになることで、社会の分断が深まる可能性もあります。しかし、同時に、過去と向き合い、真の和解を達成するための重要な一歩となるでしょう。
特に、ラマポーザ大統領の指示による調査は、政権内部の責任追及に繋がる可能性があり、今後の政治動向に大きな影響を与えると考えられます。
この動きは、南アフリカだけでなく、移行期正義を模索する他の国々にも重要な教訓を与えるでしょう。
※おまけクイズ※
Q. 記事の中で、かつてのアパルトヘイト警察の指揮官であったユージン・デ・コック氏が証言した、警察が保有していた反アパルトヘイト活動家の写真の数は?
ここを押して正解を確認
正解:約6,000人
解説:記事の本文中に「当時、警察が約6,000人の反アパルトヘイト活動家の写真を『既知のテロリスト』として保有しており」と記載されています。
まとめ

南アフリカで、アパルトヘイト時代の未解決事件の再調査が進んでいますね。かつて「プライム・イービル」と呼ばれた元警官が、活動家4人殺害事件について証言し、警察が「テロリスト」とみなした活動家の追跡・殺害を検討していた事実が明らかになりました。
過去の真実和解委員会では、多くの事件が闇に葬られてしまったのかもしれません。改めて真相を究明しようとする動きは、被害者家族の長年の願いであり、国家のアイデンティティを再構築する上で非常に重要なことだと思います。
今後の調査で、さらに多くの事実が明らかになることを願います。そして、南アフリカが過去と真摯に向き合い、真の和解を達成できることを心から願っています。
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