家庭用カレー一皿の価格が407円に到達、物価高が国民食に影響

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概要

読売新聞によると、帝国データバンクが発表した調査によれば、2月の自家製カレー一皿の値段が407円と過去最高を記録した。

これは前年同月比で88円、約30%の上昇で、400円を超えるのは初めてのことだ。

生活費の高騰が影響しており、カレーのような手頃な料理でもその影響を受けている。

調査では、使用する材料として人参、ジャガイモ、玉ねぎ、輸入牛肉、コシヒカリの米を想定している。

一皿分の米の価格が1.8倍の169円に、材料費は5%増の209円となり、カレールーや光熱費は変わらなかった。

帝国データバンクは、2024年7月からカレーライスの価格指数を提供し、価格上昇の影響をわかりやすく示している。

調査を担当する人によれば、「国民食のカレーにも高価格が影響しており、3月の調査では約420円に上昇する見込みだ」とのことだ。

食品メーカーは消費者がカレーから離れないように努力している。

江崎グリコは、米の代わりに麺を使ったカレーうどんを提案している。

ハウス食品グループは、調理時間を4分の1に短縮できるJavaカレーのペーストタイプを2月に発売した。

「時間を節約できる製品で、家庭でカレーを作るきっかけになれば」と担当者が語っている。