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バニジャイと ITV買収競争、欧州最大の制作会社をめざす動き

概要

フランスのエンターテインメント企業バニジェイ・グループが、ITVまたはそのスタジオ部門の買収提案を検討していると報じられています。

バニジェイは「ピーキー・ブラインダーズ」だけでなく「ビッグ・ブラザー」なども手掛けた企業であり、ITVとの初期協議が行われています。

ITVスタジオは世界最大級の制作会社の一つで、BBCやNetflix向けのコンテンツも制作しており、最近ではディズニーの「ライバルズ」やNetflixの「フール・ミー・ワンス」などを制作しました。

ITVスタジオの売却については、継続的な憶測がありますが、ITV社の株価は今年約10%上昇しています。

一方、全体のITVを買収する場合、バニジェイは第三者投資家を募る可能性が高いとされています。

現在のところ、ITVとの協議は初期段階であり、契約に至る保障はありません。

ITVは別途、アブダビが支援するレッドバードIMIとも接触があり、同社は人気番組「トレイターズ」を制作するオール3メディアを約12億ポンドで買収しました。

今年初めには、ITVスタジオとオール3メディアの統合に関する話もあり、実現すればヨーロッパ最大の制作会社になるとのことです。

ITVの利益は昨年急増しており、制作部門が史上最高の収益を上げていますが、全体の収益は前年より3%減少しました。

ITVのCEOであるキャロリン・マクコール氏は、収益と株価向上が求められていますが、伝統的なテレビ事業は広告収入の減少とストリーミングサービスへの移行に悩まされています。

現在、ITVの株価は横ばいであり、ITVはコメントを控えています。

ポイント

  1. フランスの制作会社BanijayがITVの買収を検討中で、初期協議を行っている。
  2. ITV Studiosは世界的な制作会社で、業界内での買収の噂が広がっている。
  3. ITVの利益は昨年増加したが、テレビ広告業界の影響を受けている。

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参照元について

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