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キオクシア初の社債発行へ 海外投資家が日本企業債に熱視線

概要

キオクシアは、初めての社債発行として、最大30億ドルのドル建て債券を発行する計画を発表した。これにより、海外投資家の日本企業の債券に対する関心の高まりが示されている。

東京に本社を構えるメモリーチップメーカーであるキオクシアは、S&Pおよびフィッチによって投資適格未満のBB+格付けを受けている。S&Pは、同社の効率性と技術が、最近停滞気味のNANDフラッシュメモリ市場においても安定性を維持していることを評価している。

キオクシアは、モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスなどを幹事銀行として起用し、7月14日に投資家向けの会議を開催予定だ。キオクシアの債券発行は、NTTなどの大手企業や、格付けが低い企業である日産自動車といった企業が相次いで海外市場で債券を発行する動きの一環として位置付けられる。

海外市場での資金調達は、日本国内市場に比べて流動性が高く、リスク資産への投資意欲が強いため、より多くの資金を集めやすくなっている。これにより、リスクの高い新興企業や格付けの低い企業も資金調達が容易になり、国内の保守的な投資慣行とは対照的な動きが見られる。

ポイント

  1. キオクシアが初の社債発行で最大30億ドル調達を計画
  2. 同社は投資適格未満のBB+格付も技術力で市場に対応
  3. 海外市場での社債発行が日本企業全体で拡大傾向

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参照元について

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