1962年発売の「塩と海苔味」ポテトチップス、コイケヤの進化と挑戦

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概要
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概要

コイケヤ株式会社は1962年に「塩と海苔味」のポテトチップスを発売し、これまでに57億袋以上を販売しました。創業者小池一男氏が居酒屋で手作りのポテトチップスを味わった際、感銘を受けて量産を決意し、日本の味に合わせて海苔を主要な素材として選び、唐辛子を加えてさっぱりとした後味を実現しました。

この味は爆発的に人気を博しましたが、手作りによる生産の制限から供給が追いつかず、そこで小池氏はアメリカで自動フライヤーを学び、日本で開発。1967年には大量生産を開始し、出荷量を劇的に増加させました。その後、販売は順調に伸び続けましたが、近年は競争が激化し、低価格から脱却するために高付加価値製品の開発に乗り出しました。

2017年には新しい生産方法を導入し、「コイケヤプライドポテト」ブランドを発売。これにより、初年度目標の売上20億円を半年で達成しました。その後も生産方法の改良を続け、3段階の異なる温度で揚げる手法を取り入れ、風味の劣化を防いでいます。今後も時代に合わせた新しい海苔と塩のフレーバーを開発し続ける予定です。