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WH Smith、会計ミスで600億円以上の損失、FCAが調査開始

概要

WH Smithは、会計ミスにより株価が600百万ポンド下落し、CEOが退任した件について、英国の金融規制機関FCAから調査を受けています。FCAは、同社が上場企業の開示規則に違反したかどうかを調査中で、正式な調査はまだ開始していません。

同社は、北米部門での会計ミスを受け、8月に財務予測を修正し、独立した調査をDeloitteに依頼しました。その結果、利益が5000万ポンド過大計上されていたことが判明しました。この調査報告後、CEOカール・コーリングが辞任し、代わりにUK CEOのアンドリュー・ハリソンが暫定的に指揮を執っています。

会計ミスは、仕入先との取引条件に関連し、売上目標達成に対するリベートやマーケティング費用の収益計上時期に誤りがあったためです。FCAは、罰金なしで結果を得られる可能性があるとしています。

同社の2023年度の利益は、前年度比で約55%減少し、予想される利益は1億ポンドから1億1000万ポンドの範囲となっています。

ポイント

  1. WH Smithの会計ミスで株価が約6億ポンド下落し、CEOが退任した。
  2. FCAはWH Smithに対し、英国の上場企業向け開示ルール違反の有無を調査中。
  3. 会計ミスにより、アメリカ部門の利益予想が大幅に下方修正され、グループ全体の利益も55%減少する見込み。

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参照元について

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