JR東日本が初の全面運賃値上げへ、少子化と物価高で881億円増収狙う

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概要

JR東日本は2025年3月から平均7.1％の運賃値上げを実施する政府の承認を得たと発表した。
これは1987年の民営化以来初の全面的な値上げであり、人口減少や物価上昇に対応し、鉄道サービス維持のための資金確保が目的である。
山手線などの1～3km区間の初乗り運賃は現行の150円から160円に、ICカード利用者は8～9円の値上げとなる。
JR東日本の社長・喜勢陽一氏は、設備投資や修繕費用の確保が自社努力だけでは困難であると理解を求めた。
国土交通省の承認により、普通運賃は平均7.8％、通勤定期は12.0％、通学定期は4.9％の値上げが行われる。
これにより年間で約881億円の追加収入が見込まれている。