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Google検索のAIモードが日本語対応開始、利用拡大でニュースサイト流入減への懸念強まる

概要

Google LLCは、AIモード検索サービスの対応言語に日本語を追加し、利用者は英語に加えて日本語、インドネシア語、韓国語、ヒンディー語、ブラジルポルトガル語でも複雑な質問に対してAIが即答する利便性を享受できるようになった。

Gemini 2.5という独自のAIを検索機能に組み込むことで、会話形式で質問するだけで情報の比較や特徴の一覧化が可能となり、出典元リンクも表示される。

AIモードは今年5月に米国などで導入され、AIによる要約機能「AI Overviews」とともに、ChatGPTなどライバルAIサービスの台頭によるGoogle検索離れへの危機感から導入が進められている。

Googleは検索市場で約90%のシェアを持つが、今後5年で50%を下回る可能性が指摘されており、検索広告収益はAlphabet全体の約6割を占める。

米ピュー研究所によれば、AI要約の導入でリンククリック率が15%から8%に減少、Business Insiderの訪問者数も3年で半減。

このままAIモードが普及すれば、ニュースメディア側はさらなるトラフィックと収益減が懸念されている。

ポイント

  1. GoogleのAI検索サービスが日本語など5言語に対応拡大された。
  2. AIモード導入でユーザーは複雑な質問を会話形式で検索可能になった。
  3. AI要約の普及によりニュースサイトへの訪問や収益減少が懸念されている。

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