テスラ、ドイツでの登録台数が前年同月比46％減少し市場での苦戦続く

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概要

2024年4月、ドイツにおけるテスラ車の登録数は前年同月比で46％減少し、わずか885台となった。

これは、同じ月に登録されたBYDの1,556台と比較すると、ほぼ半分の数字である。

全体の電気自動車（EV）登録は前年同期比で53.5％増加し、市場全体の約19％を占めるまで成長しているが、テスラの販売は停滞している。

この背景には、中国メーカーの激しい競争と、オーナーであるイーロン・マスクの政治的発言への反発がある。

特にドイツでは、マスクが極右政党「ドイツのための選択肢」（AfD）を支持したことが反発を招き、一部のドライバーは「エロンが狂う前に買った」というステッカーを貼っている。

さらに、ベルリンやドレスデンではテスラ車が放火の標的になる事件も発生し、抗議活動も行われている。

4月までの3ヶ月間で、テスラの登録数は前年同期比60.4％減少した。一方、ドイツ全体の自動車登録は前年同月比で0.2％減に留まっており、市場は安定している兆しが見える。

テスラの会長は、マスク氏のCEO交代を検討しているとする報道を否定した。