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欧州自動車大手が低価格EVで中国BYDに対抗、競争激化するミュンヘン自動車ショーの舞台裏

概要

欧州最大手自動車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)は、ミュンヘンで開催の自動車ショーでより手頃な価格の電気自動車(EV)を発表した。

同時に、中国のEV最大手BYDも欧州市場向けの廉価モデル生産計画を明かし、欧州と中国メーカー間の競争激化が鮮明となった。

VWは自社ブランドおよびCupra、Skodaから4種の小型EVを公開し、来年の商業ローンチを予定。

価格は約2万5千ユーロで、他の欧州メーカー製EVより安価だ。

しかしCEOオリバー・ブルーメは、中国市場での競争激化や販売シェア喪失など数多くの逆風を認めている。

BYDは既に欧州で販売中のDolphin Surf(約2万ユーロ)を2025年末からハンガリー工場で現地生産予定。

欧州で生産することでEUの中国製EVへの関税回避を狙う。

欧州大手自動車メーカーは、中国市場の競争と需要低迷、欧州でのEV普及の遅れ、高価格問題に苦戦している。

また、2035年までに新型ガソリン車販売を禁止するEU計画には業界全体で懐疑的な声も強まっている。

ブルーメCEOも100%電動化は「非現実的」と発言した。

ポイント

  1. VWは25,000ユーロからの小型EV4車種を来年発売予定と発表した。
  2. BYDは欧州現地生産で2万ユーロ台のEVを2025年末から供給開始する。
  3. 欧州大手自動車メーカーはEV普及の困難と中国勢の競争激化に直面している。

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