経済

日経平均連続高次に米景気期待と利下げ観測高まる

概要

日経平均株価は再び43,000円台を超え、2日連続で史上最高値を更新した。
米国経済への楽観的見方やFRBの利下げ早期実施期待が株価を押し上げた結果である。
この日は日経平均は556.50ポイント、1.30%上昇し、43,274.67円で取引を終えた。
一方、TOPIXも25.54ポイント(0.83%)上昇し、3,091.91ポイントで最高値を記録した。
特に空運、非鉄金属、サービス業の銘柄が値上がりした。
為替市場ではリスク志向の高まりに伴い、円は安全資産とされつつも売られ、ドルは一時148円台前半に上昇した。
午後5時のドル円相場は147.52-54円で、前日のNY(147.80-90円)や東京(148.26-27円)より円高となった。
ユーロはドル1.1707-1708円、172.71-75円で推移し、こちらも円高基調を示した。
日本国債10年物利回りは1.515%に上昇、金利上昇とともに株価上昇を背景に債券が売られた。
株価はこの5日間で連日上昇し、米国の7月CPIが予想を下回ったことから、9月の利下げ観測が強まった。
野村證券の佐和田真貴ストラテジストは、「最新のCPIデータはインフレ懸念を高めなかったが、雇用指標の弱さが今後の米国経済や日本市場に圧力をかける可能性も指摘した。
一時は700ポイント超の上昇を見せたが、利益確定の動きも出ており、過去5日間で2,400ポイント以上値上がりした反動も影響している。

ポイント

  1. 日経平均は43,000円超で連日高値更新、米経済好調と金利引き下げ期待が背景。
  2. 米ドルは安全資産の円に売られつつも一時148円台を記録、株高に反応。
  3. 日本10年国債利回りは微増、米・日株高や米CPI低迷による景気期待が影響。

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