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日産2025年度紅字最大7500億円も例年最低記録更新

概要

日産自動車は、2025年3月期の連結決算で最大7500億円の純損失を見込んでおり、これは1986年3月期以来最大の年間赤字となると発表しました。

売上の減少と再構築費用が業績に悪影響を及ぼしています。

2月には800億円の赤字を予測していたが、実際の損失見込みは2000年3月期の6843億円を上回るものとなりました。

営業利益予想も1200億円から850億円に下方修正されました。

この悪化に対応して日産は、生産拠点を含む製造資産の徹底的な見直しを行い、500億円を超える資産の減損が発生しました。

未定だった配当は昨年度の15円からゼロに設定され、今回は配当を支払わないことが決まりました。

全球販売台数の見通しも下方修正されており、2月に予想していた340万台から335万台に引き下げられました。

CEOのイバン・エスピノーサ氏は、「業績と製造資産の評価を見直し、慎重に年間見通しを修正した」と述べ、「この困難にもかかわらず、日産を立て直す決意を持っている」と強調しました。

日産は2025年3月期の財務結果を5月13日に発表する予定です。

ポイント

  1. 日産は2025年3月期の純損失予想を最大7500億円に大幅下方修正し、1986年以来最大の赤字となる。
  2. 売上低迷やリストラ費用が収益悪化の主因で、当初予想の80億円の黒字から大幅に見通しを下方修正した。
  3. 積極的な資産見直しにより500億円超の減損損失を計上し、配当もゼロに変更した。

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参照元について

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