バフェット氏、年内にバークシャー・ハサウェイのCEOを退任しアベル氏を後継者に指名

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概要

ウォーレン・バフェットは、94歳でありながら今後の経営から退く意向を示し、今年末でバークシャー・ハサウェイのCEOを辞任すると発表した。彼の推薦する後継者は長年信頼を置くグレッグ・エイベルであり、株主総会で「エイベルがCEOに相応しい」と明言した。バフェットは1960年代に中規模の繊維会社として始まった同社を巨大なコングロマリットに育て上げ、現在は時価総額1兆ドル超、流動資産3000億ドルの規模を誇る。2025年第1四半期の利益は96億ドルで前年同期比14%減少し、一株当たり利益は4.47ドルに落ち込んだが、依然として着実な成長を維持。個人資産は約1682億ドルで、有望な後継者に全株式を譲る決断は当然のことと語る。バフェットはまた、国際貿易について「戦争の手段になってはならない」と述べ、トランプ前大統領の関税政策を批判。世界経済の繁栄はゼロサムではなく、相互繁栄が可能だと強調し、米国だけでなく全世界の成長を促すべきだと提言した。